男子大学生の日常

男子大学生の雑記ブログです

近況報告0813:今後勉強するもの

〇方法論系

学部を卒業するまでに、今後の研究人生の基礎を築くいておくことは重要だと感じている。方法論は研究対象に対する汎用性が高いので、頑張って一通り勉強する。

・『データ分析のための数理モデル入門: 本質をとらえた分析のために』

数理と計量の関係性、位置づけがいまだによく分かっていないので、モデル、パラメータ、モデルの評価あたりの基礎を確認する。正規分布とかポアソン分布とかの確率モデルとそのパラメータの意味は分かるんだけど、それが一般化線形モデルの要素と何がどう対応してんのか分からん。数理モデルと確率モデルと統計モデルの関係性とかもっと分からん。

・『社会を数理で読み解く』

これまで全く触れてこなかった数理社会学の入り口だけでも触っておきたい。

・『社会科学のためのベイズ統計モデリング

社会学ベイズ統計扱っている本がこれしかない。

・『計量経済学: ミクロデータ分析へのいざない』

前に大学の計量経済学の授業受けたのをこれで補強。

・『社会シミュレーション』

ABMを使ったシミュレーションの事例が100ページくらいで読めるらしい。

・『ゲーム理論による社会科学の統合』

社会学と経済学の統合に前から関心があって、理論側では合理的選択理論やゲーム理論、実証側では統計的因果推論で関連が深いと思っているが、読んでおきたい

・『ミクロ経済学の力』

ミクロ経済学をがっつり勉強したくなったが、価格理論多めで少し萎えた。当たり前のことかもしれないけど、個人の効用関数から出発して出てくる結論が当たり前すぎて、現実社会で役に立つ気がしない。

機械学習の復習

京大の授業とGCIの資料を振り返りたいが、正直使いどころが分からなくてモチベが上がらない。基本的な分析手法と『計算社会科学入門』で取り上げられているテーマの周りは復習しておく。

 

これ以外も、スタンダードな多変量解析で抜けているところがあったら復習。多重対応分析とか苦手意識のかたまり。

 

〇卒論系

・『Sociology of Education』の成人教育の論文×2

最近2本出てるので読む。

・『Research Handbook on the Sociology of Education』

成人教育の章だけ読む

 

キリスト教

・『神学のよろこび: はじめての人のための「キリスト教神学」ガイド』

これと『キリスト教神学入門』で迷ってるけど、多分こっち

・『アメリカと宗教―保守化と政治化のゆくえ』『アメリカを動かす宗教ナショナリズム

1つ目の方を読んで、2つ目を読もうと考えているが、1つ目の方が新書のわりに重量があって、一度挫折した。気持ちがのったら読みたい。

・『LGBTと聖書の福音: それは罪か、選択の自由か』

LGBTと聖書について論じた日本語の本が少ないが、この本も神学的な議論が少なくてがっかり。とりま、EFCAのレポートと本書で紹介されてるゲイ神学の主張の違いを確認して、どっちが正しいか判定する。

・『図説 旧約聖書の考古学』『図説 新約聖書の考古学』

聖書考古学の最近の本で、カラー写真豊富で分かりやすそう。

 

〇その他

・『遺伝と環境の心理学』

行動遺伝学の考え方だけでも学んでおきたい

・『ゲノムで社会の謎を解く』

日本語で読める社会ゲノミクスの本で唯一気がする。打越さんのツイートを読んだら、双生児法から直接遺伝子調べる方式に移行しているらしいから、上の本と一緒にこの本も読んで勉強

・社会意識、文化社会学、宗教社会学の勉強の再開

社会的土台・環境的上限・意味充実が自分の研究の3つの軸で、前者2つは仕事で携われるのだから、研究でやるべきなのは3つ目だと最近思い至った。特に宗教社会学とか最高に面白いんだけど、日本だと信者数的に仏教か神道、それに新宗教スピリチュアリティ、カルトらへんの話になるから、面白くない。具体的に明らかにしたい問いも構築してない段階なので、まずは問いを設定したいのだけど、そんな余裕がない。

「どういう人がどういう状況において信仰心を持つのか?」という信仰に至るメカニズムとか「どのように伝道されていくのか」という社会ネットワーク分析系のことには興味あるけど、クリスチャンの割合が少ないからサンプル数が少なくて分析に耐えられなさそう。他の宗教も入れるのはアリだけど、本当に信じてんのかよく分からん人多すぎ。