映画レビュー:『殺人の追憶』(2003)
〇感想 4/5点
無能な刑事たちのドラマ。
捜査能力も低く、容疑者の取り調べでは拷問をし、事件を解決させようと噓の証言を無理矢理言わせ、容疑を否定する鑑定結果を見たら銃殺しようとし、酒に酔ったら一般人にも暴力をふるい、目撃者を事故死に追い込み、殺人事件が5,6回起きても犯人の手がかりを何一つ見つけられない。
刑事たちによって、(事件の被害者も含め)様々な罪のない村人が苦しむ様子がかわいそうになってくる。
私は『パラサイト』もそこまで絶賛はしていないが、本作もrotten tomatoesで90点を超えてるのは少し理解に苦しむ。いや、面白かったんけど、個人的には80点くらいかな…
今調べたら、2019年に犯人は特定されたらしい。もっと驚いたのは、拷問によって自殺者まで出たということだ。実際に。
さすがには今はそんな捜査ないと思うが、個人的な経験でも、町で話しかけてくる警察官とかがため口だったりするのには少し不快感を覚える。普通大学生くらいの年齢で初めて会った人だったら、敬語を使うだろ。区役所とかコンビニとかでため口使われたことないのだが、なぜ彼らはためぐちなのか意味が分からない。