役に立つ教科書
大学の4年間で気づいたことは、学習の始めは重厚な教科書を数冊こなすことが重要だということだ。指導教員は「新書を多読しろ」とアドバイスしてきたり、簡単な本を紹介してきたが、それらは有害だ。中途半端な本をやっても、表面的すぎて何の役にも立たないことが多く、結局後で勉強し直すので、効率が悪すぎる。また、あまりにも分かりやすいと、勉強よりも読書になってしまい、「面白かったけど何も身につかなかった」ことになる。
ということで、ちゃんとした本を以下で紹介する。難しいかもしれないが、「立ち止まって、自分が理解できるところまで下がって、次に行く」ということを繰り返していけば読破できる。しかも、教科書の後に論文で得た知識は教科書に書き込んでいけばよいので、学習のベースになる。新しく見つけたら追加していく。
~ミクロ経済学・数理社会学~
神取2014『ミクロ経済学の力』
岡田2021『ゲーム理論 第3版』
盛山他2015『社会を数理で読み解く』
~社会心理学・行動経済学~
池田他2019『社会心理学 補訂版』
大垣・田中2018『行動経済学 新版』
~遺伝学~
※今のところ知りません、何かあったらコメントで教えてください
~生物進化・文化進化~
※生物進化は、今のところ知りません、何かあったらコメントで教えてください
(『入門!進化生物学』→新書だがまとまりはよく学び多い)
田村2020『文化進化の数理』
~計量分析~
江崎2020『データ分析のための数理モデル入門』
久保2012『データ解析のための統計モデリング入門』
西山他2019『計量経済学』
末石2015『計量経済学』
岩間他2018『Rによる多変量解析入門』